島根県でFOCUSを使用した水力発電用設備の3Dスキャン

島根県へ水力発電用設備の3Dスキャンの出張測定に行ってきました。

経緯

1年前にもご依頼頂いたお客様からのリピートになります。
お客様は水門の水量を調整するためのゲートを製造されており、今回はその設置の改修にあたり、現場のデータを取るために3Dスキャンのご依頼を頂きました。

FOCUS

FOCUSは持ち運びができ、現地で広範囲の3Dスキャンが行えるのが特徴です。
1回のスキャンで半径150ⅿの範囲を3Dスキャンすることができます。

取得したデータは寸法測定・レイアウト検討・年次比較・3Dモデル化などの用途に使用できます。

測定内容

今回は広範囲となるため、レーザートラッカーを使用して基準を測定し、その基準を使用してFOCUSで3Dスキャンを行いました。

レーザートラッカーを使用して、FOCUSで使用する基準の測定と、ゲートを取り付けるために基準となるシャフトやベース面の位置を測定を行いました。
精度が必要な箇所はレーザートラッカーを使用して高精度に測定します。

次に、FOCUSを使用して、全体の3Dスキャンを行います。
3Dスキャンを行う目的として、現場の現状把握の為、後からでも必要な箇所の距離を計測する為となります。

3Dスキャンを行うことで、現場に行かなくても、後から3Dデータ上で確認や寸法計測が行えるため、設計者は正確な設計を行うことが可能となります。

今回の測定では、弊社としても初めてとなるレーザートラッカーとFOCUSを組み合わせた測定でした。
レーザートラッカーで測定した基準を使用することで、FOCUSの合成精度を向上させることが可能となります。

測定方法レーザートラッカーとFOCUSを使用した3Dスキャン
水門サイズ30ⅿ
測定日数2日

2022年07月15日

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