静岡県でFOCUSを使用した工場内の3Dスキャン～工場案内用データ

静岡県にある大手工作機メーカー様へのデモとなります。

経緯

順次工場の建替えを行っていく計画があるそうです。
非常に大きい設備を製造されているため、工場建替えを進めていくにあたり、既存設備を移動したりするため、レイアウトを検討を行いたいということでした。

また、コロナ禍のため、定期的に行っていた工場案内もなかなか行えないため、3Dスキャンしたデータを活用して、工場案内できないか？ということでした。

FOCUSは持ち運びができ、現地で広範囲の3Dスキャンが行えるのが特徴です。
1回のスキャンで半径150ⅿの範囲を3Dスキャンすることができます。

取得したデータは寸法測定・レイアウト検討・年次比較・3Dモデル化などの用途に使用できます。

まずは、FOCUSを使用した3Dスキャンのことを知って頂くために、お客様の工場の一部を3Dスキャンさせて頂きました。

3Dスキャンしたデータをただお見せするだけより、自社の工場を3Dスキャンしたデータを見て頂いた方がイメージが沸くため、デモでは3～5ショットぐらいのスキャンを行い、合成したデータを見て頂きました。
3～5ショットの3Dスキャンでは約1時間程度で合成までできます。

また、工場案内に使用できないか？という要望もありましたので、Galaxy-Eyeの機能でもあるパノラマ写真のご提案をさせて頂きました。

FOCUSで3Dスキャンした場所から360度のパノラマ写真を見ることができます。
Google earthのように選択した場所から見ることができるため、紹介したい設備などの近くで3Dスキャンを行っておけば、設備毎の紹介もスムーズに行うことができると思います。

また、3Dスキャンした点群データに各種データ（写真、動画、pdf、コメントなど）を紐付けすることができるため、ただパノラマ写真を見せるだけではなく、その設備の紹介をその場ですぐに見せることも可能です。

今回は点群データでは寸法計測やレイアウト検討、データ紐付けを行い、パノラマ写真では視覚的に設備を見せる。
両方のいい所を活かした提案をさせて頂きました。

点群データとパノラマ写真のイメージ動画

2022年08月01日