【基礎編5】 三次元測定での線の測定について
今回は三次元測定を行う際の線の測定について解説していこうと思います。
線の測定を行う目的は?
三次元測定を行う際に、線を測定する目的の中で多いのが、原点(交点)と基準軸を作るためです。
また、距離を評価する際にも点と線、円と線などの要素で行うことがあります。
線の測定について
線を測定する場合、最低2点の点を測定する必要があります。
2点の点を測定した場合、必ず2点を通る線ができます。(真直度0の円)
線測定時のポイント
測定する線には方向があります。
線を測定する際に、1点目から2点目の方向に+方向の線ができます。
ただ、線を測定するだけであれば、方向は気にしなくてもいいですが、その線を軸の基準などに使用する際は方向が大事になってきます。
例えば、右から左に線を取り、その線を基準軸にした場合どうなるでしょうか?
座標系のX,Y,Zの関係性は絶対に変わることはないので、下図のようにZが下を向いたような状態になってしまいます。
2022年07月23日