滋賀県でレーザートラッカーを使用した造船用大型エンジンの三次元測定

2016年1月
今回は滋賀県で造船用エンジンを製作している大手自動車メーカー様への出張測定でした。

経緯

部品毎では全て公差に入っていたそうですが、エンジンをアッセンブリすると、
中でギア部がうまく噛み合わないということでした。

そのため、アッセンブリした状態で各部品の状況を測定したいという要望がありました。

測定内容

何が問題でうまく組付けができないのかを検証する必要がありました。
最終的には、大きなギアが3本組付けされますが、
まずは、ギアがない状態で測定を行い、
現状を把握した後に、順番に組付けと測定を繰り返します。

結果的に、今回測定して判明したこととして、ギアの重量でケースがたわんでいたということでした。
そのため、部品単体では測定結果に問題なくても、うまく組付かないということが起こっていました。

お客様に測定結果を伝えて、対策を考えることとなりました。

測定する際も、小さい部品では気にしなくてもいいようなことでも、
大きな部品になると、温度や重量といったことまで気にして測定をしないと、
測定結果にも大きく影響します。

また、ただ測定するだけではなく、傾向がどうなっているかを意識しながら測定することで、
お客様が知りたい数値を出すことができると考えています。

測定方法レーザートラッカーを使用し三次元測定
ワークサイズ5m×5m×3m
測定日数3日

2020年12月15日

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