神奈川県でレーザートラッカーを使用したリニア設備の1/100単位の調整測定

2021年1月
今回は神奈川県でリニア設備の出張測定でした。
約3か月間出張先に滞在して測定をする長期出張測定案件となります。

経緯

大きな建物の中に複数の設備を1/100単位で設置していく必要がありました。
必要とする精度はレーザートラッカー以外の設備でも対応可能でしたが、
長期の測定の場合は建物自体の変形なども起こるため、できる限り精度良く測定することで、
誤差を最小限に抑えることができます。
そのため、サワテツにご依頼頂きました。

測定内容

建物に設置してある基準を測定し、建物で1つの座標系を作ります。
その座標系を基に、設備を据付していきます。
 
設備上に基準となる穴が開いており、SMRという測定球を載せることで、
設計値との誤差を常に表示しておくことが可能です。
 
作業者はその誤差を見ながら、微調整を行うことができるため、
1/100単位の微調整が簡単にできます。

今回の測定では、レーザートラッカーを何度も移動しながら測定する必要があるため、
その都度、座標を合わせる必要があります。

ただし、少しの時間でも温度変化により建物自体が変形してしまい、座標系を合わせる際に誤差が生まれてしまいます。
レーザートラッカーをどこに設置するか、どう誤差を抑え込むかというのが、今回の測定では重要となりました。

測定方法設備を調整しながら測定していく調整測定
ワークサイズ4000×4000×2000 大きい物
ワーク個数約15台
測定日数3か月

2022年01月07日

«静岡県でレーザートラッカーを使用した大手自動車設備メーカーの設備の三次元測定
愛知県でレーザートラッカーを使用した大手飲料メーカーでの搬送設備の三次元測定»