2016年1月
今回は愛知県にある航空機用の治具や金型を製作している会社様への出張測定でした。
【経緯】
以前から何度かご依頼頂いており、自社でレーザートラッカーを所有されています。
ただし、測定が重なった場合などは弊社にご相談頂くことがあります。
今回のように、設備はあってもキャパを超えた場合などは、サワテツにご依頼頂く場合もあります。
【測定方法】
治具曲面を比較測定しながら調整していく調整測定
【ワークサイズ】
2000×1800
【ワーク個数】
1台
【測定日数】
1日
【測定内容】
治具の曲面部は下からボルトで微調整できる仕様になっています。
CADデータとの比較測定で、現状の状態を確認しつつ、
ボルトで形状を微調整して、設計値に近づけます。
ボルトの数も多いため、1か所調整が完了しても、他のボルトを調整すると数値が変わってしまいます。
そのため、全体を考えながら調整をしていく必要があります。
今回のように、作った物をただ測定するだけではなく、数値を見ながら設計値に入れる測定というのもあります。
【調整測定】
持ち運びができる測定器のため、アッセンブリをする場所で測定をすることが可能です。
アーム型ポータブル三次元測定器はただ測定をするだけではなく、
設計値との誤差を見て、微調整に活用できます。測定と調整をすぐに行うことができるため、工期短縮ができます。
【サワテツの強み】
サワテツは様々な業界で数多くの測定実績があります。
そこでわかったことは、業界や測定物によって求められる測定要素が大きく異なります。
測定をするだけであれば、どこでもできますが、
測定+αができるのが、サワテツの強みです。
今回の測定でお客様に求められていたのは、測定するだけではなく、
各部品を設計値通りの位置に組み付けることでした。
その環境に応じて、
できる限りのことをするのが、サワテツの測定となります。